新しい事業承継の形。サーチファンドとは？
ここでは、近年注目度が高まっている事業承継の仕組み「サーチファンド」について、基礎的な知識を一挙にまとめています。「そもそもサーチファンドとは何なのか？」というところからわかりやすく解説しているので、サーチファンドの基礎を知りたい方はぜひ参考にしてください。
サーチファンドとは？仕組みを解説
サーチファンドとは、経営者を目指す個人（事業承継希望者：サーチャー）が、投資家からの支援を受けながら自分が経営したい会社を探してM＆Aで取得し、自ら経営を行う仕組みを言います。
この投資モデルの歴史は古く、1984年に、アメリカのビジネススクールから誕生しました。日本ではまだ事例が多くありませんが、中小企業における後継者不足が社会的な課題となっているなか、事業承継の新しい方法として近年注目度が高まっています。
サーチファンドの基礎知識を一挙まとめ
サーチファンドに関する基本的な知識を、「一般的な活動の流れ」「成功事例・失敗事例」「メリット・デメリット」「問題点＆PEファンドとの違い」という4つのポイントに分けてまとめました。詳細については、各ページでチェックしてください。
サーチファンド活動の流れ
サーチファンドの一般的な活動の流れについて紹介しています。ステップ1～ステップ5に分けて、どのような流れでサーチファンド活動が進んでいくのかをまとめました。サーチファンドにおける「サーチャー」が何なのかもチェックできます。
サーチファンドの成功事例・失敗事例まとめ
実際に行われたサーチファンドの事例について調査しているページです。日本国内のサーチファンド事例、海外におけるサーチファンド事例をそれぞれ調べました。また、成功事例だけでなく、失敗事例についても調べています。
サーチファンドのメリット・デメリット
一般的な企業買収と比較したときのサーチファンドのメリット＆デメリットを紹介しています。買収される企業側、サーチャー側のそれぞれの視点でのメリットをまとめました。
サーチファンドを
利用することの
メリット・デメリットを
詳しく見る
サーチファンドの問題点とは？その他PEファンドとの違い
メリットが多いサーチファンドについて、気になる“問題点”を解説しています。また、PEファンドや通常のM＆Aとどのような点で異なるのかについても説明しました。
サーチファンドからM&Aまで
後継者を探せる手段を紹介
COMPARISON
後継者不在の中小企業の経営を引き継ぐ手法としてはM&Aが一般的ですが、買収前にどのような人材がトップに就任するのか不明のため、経営を託すオーナーや従業員が不安に感じたり、買収後に経営方針を巡って、古参の幹部たちとの間で不協和が生じたりするケースも...。
人材紹介サービスを利用する方法もありますが、経営者としての意欲や知識を備えた人物が紹介されるとは限りません。そこで、いろいろな角度から後継者を探せる手段を比較、おすすめの会社をご紹介します。
- 特徴
-
事業承継希望者(サーチャー)が投資家から支援を受けながら、対象企業の経営権を取得・企業の価値向上を図る。オーナーは、買収交渉をしながら相手の人柄を把握することが可能。
- 優れている点
-
- 社歴や社名が残せる
- サーチャーと買収候補企業がお互いを見極める期間を十分とれる
- 特徴
-
譲渡側（売り手）と譲受側（買い手）の間に立って、M&A交渉の仲介を行う。MA仲介業者が中立的かつ客観的な立場でM＆A交渉の仲介・助言を行ってくれる。
- 優れている点
-
- M&Aの検討から成約までの時間が短い
- 創業利益、廃業コストがかからない
- 特徴
-
経営経験のある優秀な人材をはじめ、MBAも取得しているプロ経営者の中から自社にマッチした人材の選定が可能なプラットフォームを利用できる。
- 優れている点
-
- 1500名のプロ経営者候補の中から、会社にあう後継者を選ぶことができる
- 株式の売却前に後継者を見定めることができる